バーチューのデザイナーは、創造的な発想と緻密な実務作業を日々行っています。アイデアを練る時間、集中して図面を描く時間、チームで意見を交わす時間など、多様な作業モードをスムーズに切り替えられる環境が、デザインの質を高めます。
今回は、バーチューのデザイナーの1日に密着し、創造性と効率性を両立する働き方と、それを支えるオフィス環境をご紹介します。

1. 現代のデザイナーに求められる「働く環境」とは
デザイナーの仕事は、クリエイティブな発想と緻密な実務作業の連続です。その力を最大限に引き出すには、多様な作業モードに対応できる環境が欠かせません。
ここでは、デザイナーの働く環境づくりに必要な4つの視点をご紹介します。
1-1. クリエイティブワークと実務作業を切り替える柔軟な空間設計
デザイナーの業務は、創造的な発想が求められる場面と、細かい数値を扱う正確性が求められる場面が混在し、それぞれに適した環境が必要です。
フリーアドレス制のオフィスは、こうした多様な作業モードに柔軟に対応できる環境を提供します。アイデアを練りたいときはリラックスできるカフェスペース、集中して図面を描きたいときは静かな個室ブース、チームで議論したいときはオープンなミーティングエリアと、その時々の業務内容に応じて最適な場所を選べることが、デザイナーのパフォーマンスを高めます。
決まった席に縛られない自由さが、思考の柔軟性も促進し、より良いデザインの創出につながります。
1-2. 効率的なデザインワークを支える設備とツール
質の高い空間デザインを生み出すには、アイデアを素早く形にできる環境が重要です。複数のデジタルカタログを参照しながら図面を描き、同時に見積もりを算出する、こうした複雑な作業を効率的に進めるには、適切な設備が欠かせません。
現代的な設備環境を整えることで、デザイナーは煩雑な作業から解放され、本来注力すべきクリエイティブな思考に時間を使えるようになります。高性能なCADソフトを快適に動かせるPC、複数の情報を同時に扱える表示環境、大型プリンターでの図面出力など、技術的なストレスを取り除く環境整備が、デザインの質を高める時間を生み出します。
設備投資は単なるコストではなく、デザイナーがより創造的な仕事に集中するための土台なのです。
1-3. 部署を超えた交流が生み出すデザインの可能性
優れた空間デザインは、デザイナー単独では生まれません。営業が持つ顧客ニーズ、システム部門の技術情報、他のプロジェクトで得た知見など、さまざまな情報が組み合わさることで、より良い提案が実現します。
部署の垣根を超えた自然なコミュニケーションが生まれるオフィス環境は、デザインの質を高める重要な要素です。偶発的な対話から生まれる気づきや情報共有が、デザイナーの発想を広げ、組織全体の創造性を高めます。
1-4. オフィスそのものが実験場となる、デザイナーならではの環境活用
デザイナーにとって、自社のオフィスは単なる仕事場以上の意味を持ちます。クライアントに提案する前に、実際に試し、効果を確かめる実験場としての役割です。
座席配置がコミュニケーションに与える影響、フリーアドレス制の効果、照明や音響が集中力に及ぼす影響、日々の業務を通じて検証できる環境があれば、デザイナーは理論だけでなく実体験に基づいた提案ができます。
自ら体験し、改善を重ねられるオフィス環境が、デザイナーの成長を支え、提案の質を高める土台となります。
2. ある日のバーチューデザイナー職
バーチューで働く空間デザイナーの1日は、多様な環境と柔軟な働き方によって、創造性と効率性を最大限に引き出すように設計されています。ここでは、とあるバーチューデザイナーの1日を追いながら、その働き方と、それを支えるオフィス環境のポイントをご紹介します。
8:30 出社、案件整理の社内MTG

案件の整理や進行状況、スケジュールを確認するための社内ミーティング。現在デザイナーは2名体制のため、2人でのコンパクトなMTGになります。
オフィスがフリーアドレス制のため、決まった場所はなく、その日そのタイミングで空いている場所を見つけてミーティングを行います。座って話すときもあれば、立って話すときもあり、内容や気分に応じて柔軟にスタイルを変えられるのが特徴です。

「2人という手軽さもあって、堅苦しくならずに情報共有できます。フリー席だから毎回違う景色で話せて、マンネリ化しないのもいいですね」
9:30 個室ブースで図面作成

レイアウトや図面作成、お客様への提案資料の作成に取り組みます。重たい案件の対応をするときは、デュアルモニターを設置してある個室ブースへ移動。自分のPCと合わせて3画面使える環境で、図面作成から商品積み上げまで一気に進めます。

「3画面使えるので、デジタルカタログ、図面、見積書作成ソフトを同時に開いて作業できます。画面を切り替える手間がなく効率的ですし、個室ブースは半防音なので集中力が途切れません」
12:00 他部署メンバーとランチ

3階のキッチンスペースで、他部署のメンバーと話をしながら楽しく昼食をとります。キッチンには炊飯器があるのでお米を炊くこともでき、IH調理器も設置してあるので味噌汁を作ることも。
お弁当を持ってくるメンバーもいれば、近くで買ってくるメンバーもいます。部署の垣根を超えて楽しいランチの時間を過ごせる場所は、リフレッシュだけでなく、思わぬ情報交換の場にもなっています。

「営業やシステムの人と話すことで、プロジェクトの背景が見えてきたり、新しいアイデアのヒントをもらえたりします。このカジュアルな交流が、デザインの引き出しを増やしてくれます」
13:00 実物サンプルで商品選定

内装材サンプルを見ながら、内装にマッチした家具を選定します。バーチューには併設するショップ「VIIP」があり、ここに内装材や張地サンプルを置いています。
実際にものを手に取り、質感や色味を確認しながら提案できるのは大きな強みです。デジタルカタログだけでは伝わらない素材感を、お客様と一緒に確認できる環境が整っています。

「実物を見ながら選定できるので、提案の精度が上がります。お客様にも実際に触っていただけるので、完成イメージを共有しやすいです」
16:00 コーナー席でMTG

コーナー席は、目の前のPCに集中もでき、話をするときはお互いの表情をよく見て作業ができる絶妙な配置になっています。
斜め隣の座席配置は、相手の様子を把握しやすく視線が合いやすいため、対話的でリラックスしたコミュニケーションが生まれます。横並びと比べて、説明的な話し方ではなく描写的で柔らかい対話が増え、緊張も少なく落ち着いた状態で作業できるとも言われています。

「このコーナー席、不思議と話しやすいんです。相手の表情が見えるから意図が伝わりやすくて、2人での作業に最適な場所だと感じています」
3. バーチューが提供する、デザイナーが最大限に輝けるワークプレイス
バーチューは、空間デザイナーの「創造性」と「効率性」を両立させる最適なレイアウト設計で、日々のデザイン活動を支える空間づくりをお手伝いしています。
オフィス環境はもちろん、システム周りも含めた総合的な提案で、生産性を高める職場環境の整備をお約束。オフィスそのものを実験場として活用し、実践に裏打ちされた提案を行うバーチューだからこそ、デザイナーが本当に必要とする環境をご提案できます。
デザインチームがもっと輝ける環境づくりにご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▼オフィスの環境整備について相談をする▼